掃除するのは面倒だけどキレイなトイレを使いたいですよね。汚れが溜まったトイレをどう掃除したらいいのか、折角きれいにしたトイレをどうやったらいつもキレイに保てるのか分からない。

そんなあなたに掃除のプロの私が実践する毎日たった3分だけでいつもピカピカなトイレを保っている方法をお教えします。
忙しい人ほど、折角の休みを無駄にしないためにも是非まずは1週間トライしてみてください。


1.トイレ掃除におすすめの道具

少しでも早く寝たいけど、トイレをきれいにキープしたい私がストレスを感じることなく、ささっとキレイに出来る道具を色々試した結果、お薦めする商品をご紹介いたします。

1−1.トイレクイックル

沢山のトイレ掃除シートが販売されていてどれがいいか迷ってしまいますね。100均やスーパーのオリジナル商品なども試してみましたが、安い分薄いので破れやすかったり、拭いているとボロボロ繊維が落ちたり、裏も使おうと思っても汚れが染みて無理だったり、取り出しにくかったりと様々な問題点がそれぞれにありました。とにかく安く抑えたい人には問題ないかとは思いますが、毎日掃除する私にはストレスになってしまいました。

最終的に辿りついたのが、トイレクイックルです。トイレ掃除シートの中ではちょっとお高めになるかもしれませんが、破れにくく、しっかり拭き掃除が出来るのは毎日使う上ではとても大事です。半分にカット出来るので1枚でトイレ全体をきれいに出来るのでお薦めです。

参照 花王

1−2.メラミンスポンジ

今では誰でも知っているお掃除アイテムの優れもの。価格や大きさは色々ありますが、あまり薄かったり小さくカットされていると、掃除している最中にボロボロになるのでご注意ください。

使いかたはとっても簡単。水を含ませて擦るだけで汚れを落としてくれます。ステンレスや陶器部分はこれで磨けばOKです。沢山のメーカーから商品が販売されていますが、どのメーカーを選んで戴いても大丈夫です。

参照 Amazon

1−3.スクラビングバブル トイレ洗剤 流せるトイレブラシ

ご存じ流せるトイレブラシ。設置型のトイレブラシって掃除すると便が不着したり、水切れが悪くて、ホルダーに汚れた水が溜まってホルダーが汚くなったり・・・それがストレスでトイレ掃除が嫌になるので、私はこの流せるトイレブラシに変えました。

細かい所や、水が溜まる所も比較的ブラシが届きやすく通常の汚れはこれで十分です。掃除して汚れたらレバーを引けば手を汚さずに外せる点もお薦めポイントです。

さらにお薦めする理由は、これまで便器内の掃除にはブラシで毎回擦るという作業が必要でしたが、この商品はブラシ内に洗剤が染みこませてあり、擦るとイオンで便器内をコーティングしてくれるので、汚れが着きにくく、週1度このブラシで擦るだけでいいんです。これなら毎日の掃除も楽ですね。さらにキレイをキープするために1-4のスタンプを一緒に使われることをお薦めします。

参照 johnson

1−4.スクラビングバブル トイレ洗浄剤 トイレスタンプ

元祖便器内の水が出てくる側にスタンプするだけで、汚れの不着を減らしてくれる優れものです。使用人数にもよりますが、一人暮らしであれば通常回数の使用で1スタンプで約1週間持ちます。これさえスタンプしておけば、トイレブラシで毎日擦らなくても黒ずみ汚れも付きません。

香り付きなので流す度にトイレの中が良い香りで包まれるので、芳香剤が要らないのも良い点です。1-3のトイレブラシと併用すれば、1週間便器の中がいつもピカピカです。トイレスタンプも今ではいくつかのメーカーから出ていますが、きつすぎない香りと、1スタンプでいいのもお薦めの理由です。

参照 johnson

1−5.スクラビングバブル トイレ洗浄 超強力トイレクリーナー

メーカーがお薦めの使い方は便器のふち裏部分にかけると便器全体がきれいになり、ブラシで擦必要がないというものですが、私のお薦めの使い方は、アルカリ性が強く塩素の臭いが強めのため毎日使うという方法ではなく、汚れが目立ってきたり、いつものお掃除では手が届かないふち裏に使って戴くというやり方です。ブラシでも届きにくい場所にもこれならしっかり届きますし、ジェルタイプなので汚れ部分にしっかり密着して効果を発揮してくれます。

汚れが残りやすく溜まりやすい便器のふち裏部分にさっと洗剤をかけて暫く放置します。放置したら後は水を流すだけ。ブラシで擦る必要なく、簡単に落としたい汚れにさよならできます。アルカリ性洗剤が黒ずみの原因となるカビと水垢を漂白、除菌してくれます。メーカーの商品の使用方法には2~3分放置とありますが、私の経験上頑固な汚れの場合は15分ほど置いて戴くと効果的です

参照 johnson

1−6.アイリスオーヤマ 洗浄剤 トイレ用 モコモコ泡スプレー

メーカーのお薦めの使い方は1日1回スプレーして放置して流すと便器内が清潔に保たれるというものですが、泡スプレータイプのため、減りも早めでお値段も安くはないので、毎日使うとなると経済的とはいいにくいです。

私のお薦めする使いかたは、シャワーノズルの掃除に使うというものです。シャワーノズル専用の洗剤は沢山出回っていますが、泡の密度が高く、洗剤を汚れに密着させにくいシャワーノズルにもしっかり留まってくれますので、トイレットペーパーを巻いてという手間も省けます。シャワーノズル部分の汚れにスプレーして放置した後、泡の色が青から白に変わったらシャワーノズルの自動洗浄で取り切れ無かった泡や汚れはトイレットペーパーで拭き取ればきれいに落とせます。

ただ、洗浄力はそれほどきつくないので、かなり強固な汚れは先に水分を含ませて柔らかくしておく方が良いです。シャワーノズル格納部分内にも泡が届きますので、放置後古い歯ブラシで浮いた汚れをしっかりと擦り落としましょう。

参照 アイリスオーヤマ

1−7.サンポール

タイル床に尿が飛び散り放置しておいたり、便器の端に不着したまま放置して十分に水を流さないとトイレ内が嫌な臭いで充満しますね。悪臭の原因の一つは尿石と呼ばれるもので、尿に溶けているカルシウムイオンが濃縮および炭酸などと反応、カルシウム化合物として便器および配管の内部に付着・沈積したもので、色は黄色又は茶色です。

メーカーさんの商品説明には黄ばみにとありますが、私のお薦めする使い方は黄ばみプラス尿石です。トイレ掃除といえば昔からサンポールというイメージがありますが、酸性のきつめの商品になりますので、トイレ全体にというよりは、しつこい尿石や黄ばみよごれにこそ使って戴きたいです。

黄ばみや尿石が気になる部分に薬剤を塗布し、放置します。軽度の汚れにはメーカーの仕様方法に記載してあるとおり、2~3分放置すれば大丈夫ですが、目地に入り込んだものや石化した尿石にはこれまでの経験上、1時間ほど放置していただくとかなり落とすことが出来ます。

ただ、非常に濃い洗剤なので便器内以外は変色や目地を痛める原因になるので、薄めて使い、洗剤が揮発し健康を害する原因にもなりますので十分に換気して使用しください。また、金属部分にかかると錆の原因になりますのでラップ等でカバーするなど注意してください。効果が高いからと毎日使用する方もおられるようですが、酸性がきつい洗剤を頻繁に使用し、洗剤を十分に洗い流し薄めるだけの水を流さないと配管がもろくなり、水漏れの原因にもなりますので、どうしても落としきれない汚れに使用されることをお薦めします。

参照 kincho


2.毎日のトイレ掃除 9ステップ

せっかくの休日に汚れが溜まったトイレを掃除するのは気がすすみませんよね?溜めたら溜めた分だけ汚れが取れにくくなり、掃除の時間もかかってしまいます。きつい洗剤や放置時間も必要になったりすると、考えただけで嫌になって掃除したくなくなってしまいます。

そんな無断時間や気苦労も毎日のたった3分で解消出来、いつでもキレイなトイレをキープできます。まずは1週間チャレンジして、効果を体験してみてください。お掃除の基本は以下の2つです。

1.汚れが軽いところから始める

汚れがひどい所から掃除を始めると使用した掃除道具や履いているスリッパなどから汚れが軽度なところに広がっていってしまいます。ばい菌なども広がり不衛生です。必ず汚れが軽いところから始めてください。

2.上から下に向かって行う

天井や壁に不着しているホコリや汚れを掃除すると必ず重力に従って下に落ちてきます。せっかく下方をきれいにしても上方を後ですると落ちた汚れを再度掃除しなおさないといけなくなり二度手間になりますので必ず上から下に向かって行ってください。

これから紹介する掃除の手順は次のイラストに記載している是非キレイにして欲しい場所についてのものです。図で場所を確認されながらお読みください。

    参照 花王 

STEP1.ホコリと軽い汚れを落とす

トイレ内に設置している手拭きタオルを毎日交換する人はそのタオルを使ってほこりと軽い汚れを落とします。タオルを置いていない、交換しない場合はトイレ掃除シートを使ってください。

ドアノブ、トイレットペーパーホルダー、ウォシュレットのリモコン、手洗いボール若しくはタンクの天面等をささっと拭きます。

STEP2.便座蓋を拭く

次に汚れが軽度の便座蓋の表と裏をトイレ掃除シートで拭きます。シートを切れ目に沿って半分にカットし、面を変えながら拭いていきます。これは後で使うので置いておいてください。

STEP3.便座の表を拭く

面を変えて次に便座の表を拭きます。

STEP4.便器の外側を拭く

再び面を変えて次に便器本体の外側を拭きます。

STEP5.壁を拭く

残りの半分のシートで便座の高さより下の壁を拭きます。男性が立って用を足す際に壁や床に飛んでいます。放置しておくと悪臭や壁が変色する原因になります。

STEP6.スリッパの裏を拭く

面を変えてスリッパの裏にも汚れが着いているので拭きます。

STEP7.床を拭く

最後に面を変えて床の奥から手前えと拭いていきます。入り口付近は尿の飛び散りもほぼなく一番きれいで、奥に行くほど飛散して汚れています。きれいにしたスリッパは床を拭いた部分で使用して奥に進んでください。ここで使ったシートは結構汚れていますので、もう使いませんので便器内に入れてください。

STEP8.便座裏を拭く

STEP2で使用したトイレシートの面を変えながら便座の裏を拭きます。かなり汚れが着いている場所です、しっかりその日の汚れを拭き取りましょう。

STEP9.便器のふち・裏を拭く

最後に面を変えて、便器のふちとふちの裏を拭きましょう。裏の部分に汚れが溜まりやすいので、忘れずに。終わったらシートを便器に入れて流しましょう。


3.週に1回のちょっと丁寧な掃除のやり方

毎日の掃除を簡単に済ませるために、週に1回は少しだけ手間を掛ける必要があります。

お掃除シートで拭くだけでは取り切れない汚れもありますし、便器内を毎日ブラシでゴシゴシしないで済ますためにも、汚れを着きにくくするためにも週に1度はプラス5分だけ時間をかけてください。毎日キレイにしているので、思ったより全然簡単だと思われることでしょう。

毎日の掃除以外でして戴きたいのは、

①窓枠、ガラス表面、換気扇まわり、照明、扉についたホコリを取りましょう。

②流せるトイレブラシで便器内をしっかり擦り、汚れを落としましょう。


③トレイスタンプを便器内にスタンプしましょう。


④洗面ボール若しくはタンク天面部分、蛇口部分をメラニンスポンジで擦りましょう。


⑤ウォシュレット部分を引き出し、シートで拭く。汚れが取れにくければ、5章に書いてある方法でキレイにしてください。


4.便器の黒ずみ除去方法

ここでは、掃除をしばらくしないと出来てしまう便器内の黒ずみの除去方法をお伝えします。

4-1.黒ずみとは

黒ずみの成分はカビとホコリです。この汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤を使用することで、中和され、汚れを除去することが出来ます。

4-2.除去方法

黒ずみ部分にスクラビングバブル トイレ洗浄 超強力トイレクリーナーを塗布してください。軽い汚れでは、メーカーさんの商品説明とおり2~3分の放置で良いですが、私の経験上頑固な汚れの場合は、少なくとも15分、さらに取れにくい場合は30分~1時間ほど放置して戴く方が効果的です。あとは水で流すだけでキレイになります。もし汚れが残ったらブラシで擦ってください。


5.尿石除去方法

5-1.尿石とは

便器内の流水量が十分でなかったり、流水がかからないところに尿が不着し続けると石化し、アンモニア臭を放ちます。また、男子便器や和便器の床に尿が不着したまま放置していると、尿素が染みこみ黄ばみと臭いの原因になります。尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使用します。

5-2.除去方法

尿石部分にサンポールを塗布します。頑固な尿石の場合は洗剤をしっかりと密着させるために、トイレットペーパーを尿石部分にあて、その上から塗布するのが良いでしょう。軽度の汚れにはメーカーの仕様方法に記載してあるとおり、2~3分放置すれば大丈夫ですが、目地に入り込んだものや石化した尿石にはこれまでの経験上、1時間ほど放置していただくとかなり落とすことが出来ます。

ただ、非常に濃い洗剤なので便器内以外は変色や目地を痛める原因になるので、薄めて使い、洗剤が揮発し健康を害する原因にもなりますので十分に換気して使用しください。尿石が取り切れない場合は、再度塗布し、もう少し長めに放置してください。除去後はしっかりと水で洗剤を流して成分が残らないようにしてください。

スクラビングバブルもサンポールもきつめの洗剤ですので、使用時素手で触らず、手袋をし、換気を十分にして下さい。
また、アルカリ性の洗剤と酸性の洗剤を混ぜて使用すると毒性のあるガスが発生し、大変危険ですので絶対にしないでください。


6.シャワーノズルの掃除方法

6-1.シャワーノズルの汚れ

シャワーノズルを使用した後、水が流れてノズルをきれいにしてくれているので、汚れが取れていると思っていませんか?使用時にノズルには便が飛び散りますが、自動で流れるノズルの洗浄水だけでは着いた便をきれいに洗い流すことは難しいです。

使用後毎回トイレットペーパーで拭き取り、きれいにしていれば問題ないのですが、なかなか出来ていない方が多いようです。そうなると、汚れがどんどんノズルに蓄積され硬くなり、簡単には取れなくなっていきます。こうなってしまった汚れは、水分を含ませて軟化させる方法が効果的です。

6-2.掃除方法

ノズルを出し、モコモコ泡スプレーでノズル全体を泡で包みます。青い泡が出てきて、汚れが落ちたら白くなります。色が変わったらノズル部分に水を掛けて泡を流します。暖房便座は電気を使用していますので、故障の原因になりますのでくれぐれも他の場所には水をかけないように気をつけてください。

トイレットペーパーかトイレ掃除シートでノズルを拭きます。もし汚れがまだ落ちていないのであれば古い歯ブラシで擦り、再度ノズルを拭き上げてください。頑固な汚れには何度か繰り返して行ってください。


7.まとめ

1日に何度も使用するトイレは、家の中で特に汚れやすい場所です。衣類の脱ぎ着がありホコリも溜まりやすいです。そのため1週間掃除しないとかなり汚れてきます。

折角の休日に長い時間をかけてトイレの掃除をする憂鬱から解放され、いつでもキレイに快適なトイレの空間を過ごすために毎日3分だけちょこっと掃除に取り組んでみてください。

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