汚れが気になりながらやる気になかなかならないキッチンの排水口掃除。思い立ったら今すぐきれいにしたいですよね。家にある道具、簡単に手に入る道具ですぐに簡単にきれいな排水口にする方法があったらやるんだけど。と思い続けているあなたにピッタリの掃除方法をご紹介します。キレイをキープする方法もご紹介しますので、まずはチャレンジして見てください。
目次
1.おすすめ掃除道具
まずは、簡単に排水口の汚れを落とすのに用意していただきたい道具をご紹介します。
ここで使用しているのは、家に常備してあるものや、近所のスーパーで買えるものです。
1-1.塩素系漂白剤
排水口やゴミ受けについた黒ずみ、ヌメリにスプレーし、漂白・ぬめり除去なら5分放置した後流すだけでキレイに出来る優れもの。漂白、除菌も出来、強力な除菌作用で除菌率はなんと99.9%。
漂白剤には泡タイプと、液タイプと粉末タイプがありますが、吹き付けるだけで、しっかり汚れに密着してくれる泡タイプがお薦めです。主成分は次亜塩素酸ナトリウムで、アルカリ性です。
ph値(水溶液中の酸性・アルカリ性の度合いを示すもの)は約11です。
ただし、汚れの度合いにより液体タイプを薄めて使う方が良い時もありますので、汚れにより使い分けて下さい。
・キッチン泡ハイター台所用漂白剤
台所用洗剤は色々市販されていますが、お薦めは次亜塩素酸ナトリウムの濃度が高めで、粘着
性も高いキッチン泡ハイターです。汚れ部分にしっかり密着し、放置後流すだけの簡単作業。
面倒くさがりな人にも気軽に使えるのでお薦めです。
参照元 花王
*汚れが落ちにくい時は液体タイプのキッチンハイターを5倍に薄めた液に30分漬け込み、流してください。泡タイプの10倍の濃度ですので、使用時は十分に換気し、直接手で触らない等気を付けてください。
参照元 花王
1-2.パイプクリーナー
パイプつまりの原因の髪の毛や汚れを分解し、落とす成分のアルキルアミンオキシド、次亜塩素酸塩の濃度が高く、汚れ部分にしっかりと密着し、ニオイの原因にもなる菌をしっかり除去してくれます。酸性の洗浄剤や塩素系の排水口ヌメリ取り剤・生ごみ・食酢・アルコール等と混ざると有害なガスが発生して危険ですので、併用しないで下さい。
また、使用時はしっかりと換気して、使用時は必ず手袋を着用し、目や皮膚に付かないように気を付けて下さい。古い配管に使用すると、配管に穴が開いてしまう可能性がありますので、長時間放置せず、時間を短くし、使用後はたっぷりの水を流し、洗剤成分をしっかりと流して下さすい。
・パイプハイター高粘度ジェル
パイプクリーナーは沢山の種類が市販されています。どれを使って戴いても大丈夫ですが、私のお薦めはパイプハイター高粘度ジェルです。真っ直ぐ下に向いたパイプの内面と外面に薬剤が長時間留まってくれる事がキレイになる度合いを左右しますので、ジェルタイプのクリーナーがお薦めで、その中でも粘度が高めで、価格も安めで、必要な薬剤量も少なめなのがこちらの商品です。
参照元 花王
1-3.歯ブラシ
スポンジでは取り切れない細かなところの汚れを除去する時に使用します。
使い古しの歯ブラシで十分ですが、ブラシの先端が開き過ぎたものは汚れにフィットしにくいので汚れが思うように取れないので、避けた方がいいでしょう。
参照元 LION
1-4.手袋
油汚れやカビ、雑菌が沢山いる排水口の汚れから体を守る為に手袋を付けましょう。指先の傷などから菌や薬剤等が侵入し化膿や炎症をおこすこともありますので。また、漂白剤はアルカリ性の度合いが高く、皮膚の表面が溶けてしまいますので、必ず手袋を着用して下さい。
私のお薦めはTRUSCOの使い捨て手袋です。とても薄いのですが、手にピッタリとフィットし、丈夫です。手袋の中で汗をかいたり、トイレやキッチンの掃除をするとどうしても汚れてしまいますし、場所毎に分けて用意するのが面倒という人にはとても便利な商品です。
参照元 TRUSCO
1-5.スポンジ
汚れの範囲が広い場合、スポンジを使うと効率的にキレイにすることが出来ます。
自宅で使用されているもので十分ですが、表面に凹凸がある物の方が汚れをしっかりと取ることが出来ます。金属製などの固い素材のスポンジは、シンクや排水口の蓋などに使用されている素材を傷つけてしまいますので使用しないようにしてください。
参照元 スコッチブライト
2.掃除手順
ここでは、とにかく簡単に今すぐキッチンの排水口の汚れをキレイにする方法をお伝えします。
STEP1~4はセットで作業して下さい。STEP4後、30分放置して下さい。
STEP1.排水口カバーを外してスプレー
手袋を着用し、排水口カバーを外し、両面にキッチンハイターをスプレーし、放置します。
STEP2.ゴミ受けを外してスプレー
ゴミ受け内のゴミを除去し、キッチンハイターを全体にスプレーし、放置します。
STEP3.排水トラップを外してスプレー
排水トラップを回して外し、トラップの内側にもキッチンハイターをスプレーし、放置します。
STEP4.排水口の中
排水口の中に溜まった水をスポンジで吸い取り、パイプの中に絞り捨てます。タオルを使う方法がよく紹介されていますが、結局タオルを絞る際に水がまた排水口に入ってしまいますし、汚れたタオルの処理に困りますので、掃除に使うスポンジを使う方法をお薦めします。
排水口の水を無くさないと、これからスプレーするキッチンハイターが薄まってしまい、効果が半減してしまいますので面倒かもしれませんが、必ず行って下さい。
キッチンハイターをスプレーし、排水口の中にパイプクリーナを回し掛けて30分放置する。パイプの中を見て、汚れがひどく落ちていないようであれば、もう30分時間をおいてください。
STEP5.洗い流す
パイプの中にしっかりと水を流し、洗剤と汚れを流します。 汚れが落ちきれない時は、歯ブラシで中を擦って下さい。
排水口の中の汚れと洗剤を洗い流し、汚れが残っていればスポンジと歯ブラシを使い、落としましょう。排水トラップ、ゴミ受け、排水口カバーについても同じように行って下さい。キレイになったら元に戻して下さい。
3.キレイをキープする一手間
せっかくキレイになった排水口をキープするために夕食後にして欲しい一手間をご紹介します。
この一手間で、いつも気持ちよくキッチンを使えるようになり、触りたくない排水口が、触りたい排水口になりますので、ちょっとだけ頑張って見て下さい。
①三角コーナーやゴミ受けのゴミをキレイに取ります。
三角コーナーやゴミ受けのゴミがちょっとしか溜まってないからとそのままにしていませんか。食べかすや生ゴミは空気中の微生物の餌となり、分解する時に臭いや有害な物質を発生させます。水分が多く含まれる、室温が高いなどの条件によりさらに腐敗しやすくなります。
ゴミ受けに付くぬるぬるしたものは、雑菌やカビの塊です。放置しておくと悪臭の原因となり、どんどん増殖していきます。一日の最後にゴミをキレイに取り、悪臭や雑菌を繁殖させないようにしましょう。
面倒な人は、三角コーナーを置かないのも手です。自立式の水切り穴が付いたゴミ袋がありますので、それを使用されることをお薦めします。一日の最後に袋のまま水気を絞り、捨てるだけですので、とっても楽ですし、清潔です。ただし、臭い漏れを防ぐためにレジ袋などに入れて口を縛られる方がより良いでしょう。
参照元 AMAZON
②シンク全体、排水口カバー、ゴミ受け、排水口、トラップに40~60℃のシャワーをかけます。
シンク内や排水口には調理や食器を洗う際に油や食べ物のカスが不着します。特に油は低温の水では洗い流すことが出来ません。付着した油や食べ物のカスをそのまま放置すると菌が繁殖し、ぬめりや悪臭、カビの原因になります。ただし、毎日大量の熱湯をパイプに流すとパイプが痛んでしまいますので、流しのシャワーの一番高い温度にして使用して下さい。(最高温度の設定が55~60℃になっているものが多いようですが、それ以上出る場合はやけどの恐れもありますので60℃くらいまでにして下さい。)*通常のカビは0℃以下または40℃以上にすると生育不可能です。
③排水口のトラップも外し、内側にもシャワーをかけます
④トラップの内側、外側、排水内壁、トラップの内壁、ゴミ受け、排水口カバー、三角コーナー、シンクの内壁、蛇口にキッチン用アルコール除菌スプレーを噴霧して下さい。
高温シャワーをかけると大部分の水気が蒸発しますが、残った水気を取ってからスプレーした方がより効果的です。100%天然成分で出来ているので、食器やまな板などにかかっても安心ですし拭き取りや洗い流す必要もありません。消臭効果もあり、除菌・抗菌効果もありますので、全体にまんべんなく噴霧して下さい。
クエン酸でも効果はあるのですが、酸が残ると変色やシミの原因になるので洗い流す一手間が必要です。毎日の事ですので、ちょっとでも楽な方がいいと思いますのでこちらをお薦めします。
参照元 フマキラー
4.シンクのくすみ除去
シンクの内壁に汚れで模様が出来たり、くすんだりとちょっと掃除をさぼるとすぐに汚くなってしまいます。原因は水の成分のミネラルと、カビ、雑菌、食器洗剤などです。これらは、性質が酸性やアルカリ性、混合のものがあり、頑固な汚れになると、それぞれに合った洗剤が必要になります。クエン酸などの酸性の洗剤を全体にスプレーし、スポンジで擦ります。取れない汚れには研磨効果のあるクリームクレンザーや重曹などをつけてスポンジで擦って下さい。終わりに洗剤成分を洗い流し、水気をタオルなどで拭き取り、水垢が不着するのを防ぎましょう。参照元 ユニリーバ
参照元 ミヨシ
5.カランの水垢除去
カランについてしまった水垢にはクエン酸などの酸性の洗剤が効果的です。お酢の成分が水垢を分解し、除菌、抗菌、防臭の効果を発揮してくれます。スプレー後、汚れに浸透、分解させるため1~2分放置し、スポンジで擦り、その後水で洗い流しましょう。最後に水気をタオルなどで拭き取りましょう。
6.まとめ
調理した汚れが流れていく排水口は、すぐに汚れてしまけれど触りたくない場所ですね。放っておくと、雑菌・カビが増殖し、悪臭が漂い、水が流れなくなり、食べ物を扱う場所なのにとても不衛生になってしまいます。病気の原因にもなりますので、出来るだけキレイにしておきたい場所です。汚れを残さないように毎日使用終わりに40~60℃のシャワーをかけ、アルコール除菌スプレーをし、抗菌・消臭しましょう。
さらに週に1度はクリームクレンザーを付けてシンクの内壁をスポンジで洗いましょう。また、キッチン泡ハイターを2でご紹介した排水口の部分にスプレーして15分放置したら水で流しましょう。定期的に行っていればスプレーするだけでキレイになります。
こうすれば、ずっときれいな状態をキープ出来ます。
あまりにも長い間汚れたままにしていると、パイプが完全に詰まり、自分ではどうにも出来ないことがあります。その場合は専門の業者に依頼されることをお薦めします。自分の判断で配管を外したりすると、水漏れなどのトラブルが生じやすいので避けた方が良いでしょう。
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