ずっと気になっている排水口の汚れ。ドロドロで汚くてちょっと臭うし、触りたくないけど、水が流れにくくなってきているので、覚悟を決めて掃除にトライ。でも、肌に優しくて安心して使える重曹で出来たら。
と思うあなたに重曹を使ったキッチンの排水口の掃除方法をご紹介します。早速やってみて下さい。
目次
1.キッチンの排水口掃除に必要なもの
1-1.重曹
販売されている重曹は、正式名が炭酸水素ナトリウム(別名重炭酸ナトリウム)で、重炭酸ソーダや重曹といくつかの名前で売られています。成分表示が上記のどれかになっていれば、どれを選ばれても大丈夫です。沢山の種類が売られていて、何を買っていいのか迷うようでしたらこちらをお薦めします。
参照元ニチガ
重曹には工業用、食用、医薬品の3つの種類があり、純度や価格が異なります。
どれも効果は同じなので、掃除に使用するには手頃な工業用か食用をお薦めします。
ペットや小さいお子さんが居られるご家庭は過って口に入れてしまう可能性がありますので、食用をお薦めします。
工業用 | 食 用 | 医療用 | |
純 度 | 低 | 中 | 高 |
価 格 | 低 | 中 | 高 |
適・不適 |
適 掃除用によく使う方 |
適 子供やペットのいる家庭 |
不適 |
1-2.クエン酸
クエン酸は、製品名にクエン酸や無水クエン酸と書かれていて、裏面の成分表にクエン酸とあれば何を選ばれても大丈夫です。色々なメーカーが販売されていて何を買っていいのか迷うようでしたらこちらをお薦めします。
参照元 ニチガ
クエン酸は大きく分けて工業用、食用、医薬品の3つの種類があります。
掃除の効果としてはどれを使用しても変わりはありませんのでご家庭の状況で選択されると良いでしょう。
3つの違いは純度です。工業用は使用目的が掃除に多く使われ、不純物が多く含まれています。工業用には注意書きとして食用使用不可・口に入れないとあります。小さいお子様やペットがいるご家庭は間違って口に入れてしまう可能性があるご家庭は避けた方がいいでしょう。
食用は一般的に料理に使用するように作られていますので安心して使っていただけます。
医薬品は純度が一番高く、価格も高めになっていますので、掃除に使用するのはもったいないです。
工業用 | 食 用 | 医療用 | |
純 度 | 低 | 中 | 高 |
価 格 | 低 | 中 | 高 |
適・不適 |
適 掃除用によく使う方 |
適 子供やペットのいる家庭 |
不適 |
1-3.スポンジ
落ち切れなかった汚れを除去する時に使用します。自宅でシンクの掃除に使用されているもので十分ですが、表面に凹凸がある物の方が汚れをしっかりと取ることが出来ます。金属製などの固い素材のスポンジは、排水口やパイプなどに使用されている素材を傷つけてしまいますので使用しないようにしてください。
参照元 スコッチブライト
2.掃除手順
STEP1. 排水口に溜まった水を取る
排水口の中に溜まった水をスポンジで吸い取り、パイプの中に絞り捨てます。タオルを使う方法がよく紹介されていますが、結局タオルを絞る際に水がまた排水口に入ってしまいますし、汚れたタオルの処理に困りますので、シンクの掃除に使うスポンジを使う方法をお薦めします。
排水口の水を無くさないと、クエン酸と重曹の混合液が薄まってしまい、効果が半減してしまいますので面倒かもしれませんが、必ず行って下さい。
STEP2.クエン酸と重曹を混ぜる
クエン酸大さじ1杯(9g)と重曹120gをボウルに入れます。
STEP3.クエン酸と重曹を混ぜた物にお湯を入れる
重曹とクエン酸を混ぜた物にお湯を100cc入れて溶かします。
よく紹介されている重曹を先に排水口に流し込み、後からクエン酸を落とす方法でも確かに汚れは落ちますが、排水口の壁面やパイプの壁面は密着させにくいので、先に合わせて密度の高い物
にすることで、壁面を流れ落ちる速度も緩やかになり、汚れにしっかり反応させることが出来ます。混ぜた直後に反応し、ブクブク泡立ちますので、少し大きめのボウル等を使われるといいでしょう。
STEP4.混ぜた液を排水口、パイプに壁面から流し入れる
排水口の壁面とパイプの外と内の壁面に液を流しいれましょう。ブクブクが盛んな間に流し入れることで汚れと液が反応し、嫌な汚れをすっきり落とすので、STEP3の後は速やかに行いましょう。流し入れた後、ブクブクしなくなってから5分おきます。
STEP5.熱いシャワーで流す
排水口とパイプの中に高温水のシャワーをかけて汚れと液を流します。汚れが残っている箇所があれば、スポンジで軽く擦り、洗い流しましょう。
熱湯を使用する方法もよく紹介されていますが、大量の熱湯をパイプに流すとパイプが痛んでしまいますので、流しのシャワーの一番高い温度にして使用して下さい。(最高温度の設定が55~60℃になっているものが多いようですが、それ以上出る場合はやけどの恐れもありますので60℃くらいまでにして下さい。)
3.キレイを簡単にキープする方法
せっかくキレイにした排水口。出来るだけキレイにキープしたいですよね?そこで、重曹を使った簡単な方法をご紹介します。
STEP1.重曹と塩とお湯を混ぜて流し入れる
重曹1/2カップと塩1/2カップ、沸かしたお湯1カップを混ぜ合わせ、排水口とパイプの中に流しいれます。放置時間がもったいない人や、汚れや臭いが気になる人は出かける前か就寝前に行い、液の汚れとの反応時間を長くされると、重曹の消臭効果や油を分解する作用が十分に発揮されます。
STEP2.熱いシャワーで流す
放置後、排水口とパイプの中に高温水のシャワーをたっぷり流して、浮き上がった汚れを流し落とします。
4.まとめ
汚れが溜まった排水口も重曹とクエン酸を使ってきれいにすることができます。より効果を発揮するためにはクエン酸を熱いお湯で溶かし、重曹と混ぜ合わせたものを使うことで、汚れにしっかり密着し、重曹とクエン酸のもつ力を十分に発揮させることが出来ます。
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