忙しい毎日の生活に欠かせない電化製品 「電子レンジ」汁物や油物を温めると庫内に飛び散ってしまっていることも。気になりながらも掃除をするのを伸ばし伸ばしにして、気がつけば中も外も汚くなって、余計に掃除する気がしなくなったりなりがちですよね。
ここでは、そんなあなたが気がついた時に簡単に手早く電子レジを掃除出来る方法を分かりやすくご紹介します。
目次
1.電子レンジの汚れの原因は3種類
電子レンジで温める物の数だけ汚れの種類があります。
成分で大きく分けると、
①牛乳や肉、魚などのタンパク質
②調理時に使用したり、肉や魚などに含まれる油
③ホコリ
の3つに分かれます。
タンパク質はアルカリ性、油は酸性ですので性質上全く反対の薬剤が効くことになります。ただし、電化製品になりますので、あまり強力な洗剤や水分たっぷりの薬剤を外面吹き付けて使用するのはお勧めしません。
どの汚れが付いているにしても庫内の汚れは熱めのお湯などを汚れに含ませて柔らかくすることで落としやすくすることが出来ます。温める水分の中に汚れを分解しやすい成分を含ませることで更に効果を上げることが出来ます。
2.電子レンジ掃除にお勧めはアルカリ電解水
酸性の汚れの油を分解するのはアルカリ性の洗剤です。アルカリ性の洗剤で聞いたり見たことがある洗剤といえば、マジックリンや重曹などです。アルカリ性の汚れのタンパク質を分解するのは酸性の洗剤です。酸性の洗剤でよく知られているのは、ハイターやクエン酸などです。
反対の性質をもつ汚れが混在する電子レンジの汚れには、両方使った掃除が出来れば良いのかもしれませんが、まず面倒くさい!あとは重曹とクエン酸を混ぜるのであれば問題ないですが、薬剤同士を混ぜると科学反応をおこして有害ガスが発生する危険があります。
そこでお勧めするのは、アルカリ電解水です。アルカリ電解水はマイナスイオンを多く含み、油、タンパク質を乳化・分解する効果があります。また消臭・除菌効果もあり、複合の汚れが存在し、出来るだけ水気を避けて掃除したい電子レンジの掃除には最適です。
3.電子レンジ掃除のやり方
3-1.電子レンジの外周りの掃除のやり方
電子レンジの外回りでは扉部分が一番汚れやすい場所になります。取っ手や扉部分の窓部分には手垢や温められた食品の汁などが付着しています。乾燥している、又は油にホコリがくっついているなどの状態の汚れを落とすのはさほど難しいものではありません。
①タオルにアルカリ電解水をスプレーし、全体を拭き上げます。
汚れがヒドイ箇所は汚れを広げないように注意しながらタオルの面を変えながら拭いていきます。背面は排気口などがありますので、絶対に直接スプレーしないで下さい。
②全体を綺麗な面で仕上げ拭きします。
3-2.電子レンジの庫内の掃除のやり方
外回りの掃除の方法とは違う方法で掃除をします。庫内の汚れは汚れが付いてから他の物を温めるのに何度も電子レンジを使う事で、乾燥し炭化していたり、放置し混じり合う事で異臭を放っているものもあります。
このような汚れには熱を合わせて使い、汚れを溶かす方法が有効です。
①キッチンペーパーを耐熱皿に1/4の大きさに折り畳んで4枚重ねておきます
②アルカリ電解水を80ml注ぎます
③ラップをしないで500wで3分加熱します
熱くなったキッチンペーパーで庫内(天井部、側面、扉内部、下部)を拭いていきます。キッチンペーパーが足りなければ、皿に残ったアルカリ電解水を漬けて拭いて下さい。
④特に汚れがきつい場所には、アルカリ電解水をスプレーした上からキッチンペーパーを貼り付けて、さらにその上からアルカリ電解水をたっぷりスプレーします。500wで2分加熱します。
⑤熱くなったキッチンペーパーで汚れ部分を擦り、綺麗にします。
⑥汚れが取れたら最後にアルカリ電解水を一拭きしてキッチンペーパーで拭き上げます。
4.汚れを貯めない毎日の一工夫&一手間
無くてはならない電子レンジですが、掃除はなかなか出来ずに汚れが溜まってしまっているご家庭が多いように思います。汚れを貯めないのが一番の解決策です。簡単に行う方法があります。
①温めた物が庫内に飛び散らないようにするためにラップなどをする。
②汚れがついてしまったら、そのときに熱いお湯を絞ったキッチンペーパーでさっと拭くか、アルカリ電解水をスプレーして拭く。
これだけです。このときに庫内全体を拭くのを忘れないで下さい。習慣にすれば、いつもきれいな電子レンジの状態にしておけます。
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