台風が多かった今年は窓ガラスもかなり汚れています。年末の大掃除の事を思うとぞっとしてしまいますね。サッシの溝や網戸の掃除も窓掃除が嫌になる大きな原因に。このブログでは、皆さんが気軽に楽しんで窓掃除が出来る方法をご紹介します。年末は家の他の場所の掃除を頑張れるよう、計画的に窓掃除に取り組んでみて下さい。


1.窓ガラスの汚れの原因

窓ガラスの汚れの原因は家の中と外では異なります。

家の外側の窓 家の内側の窓
・排気ガス ・手垢
・砂 ・ホコリ
・雨 ・油
・泥
・黄砂
・花粉

家の中の汚れの主なものは、手垢・ホコリ・油(台所やダイニングで調理に使用したものが付着します)、家の外の汚れの主なものは、排気ガス・砂・雨・泥・黄砂・花粉などです。

家の外の汚れは、日光に当たることで硬化したり、汚れ同士が結合して簡単に排除しにくい状態になることがあります。また車の交通量の多さ、近くに工場や線路があるなど環境の違いにより汚れの度合いや成分も変わってきます。


2.窓ガラスの掃除にお勧めの掃除道具

出来ることなら、思い立ったらすぐにささっと掃除が出来る方がいいですよね。洗剤を使うと二度拭きが必要になりますし、よほどひどい汚れでない限りは、洗剤を使う必要はありません。

①アルカリ電解水

今やネットはもちろん、100均やスーパーでもよく見かけるアルカリ電解水。アルカリ電解水は水に塩や炭酸カリウム、水酸化ナトリウムなどを加え電気分解したアルカリ性の溶液です。アルカリ電解水は殺菌作用に優れ、臭いの元を殺菌するので消臭効果もあります。

色々な製品が販売されていますので、裏面の成分にアルカリ電解水(炭酸カリウム、水酸化ナトリウムの濃度が書いてあるものもあります)と記載されているものを選んで下さい。アルカリ電解水は水で出来ているので、二度拭き不要なのに消臭、抗菌、油分分解作用もありますので窓掃除でも活躍してくれます。

参照 LEC

②消毒用エタノール

市販の消毒用エタノールはエタノール含有率77~80%のものが多く、水分を含んでいることでカビ部分での滞在時間が長い事に加えて、約80%の濃度の時に殺菌効果が最大になるとされています。

カビ部分に優しくスプレーし(勢いよくスプレーすると胞子が飛び散ります!)、擦らずそっとティッシュペーパーでカビの部分を包み取りましょう。

この時にくれぐれも擦って広げたりしないでください。剥がれて表面に残っているカビを広げてしまう可能性がありますので。その後十分に乾かして下さい。

参照 健栄製薬

③キムワイプ

キムワイプはティッシュペーパーに見た目が似ていて、白色で硬い手触りを有し、けば立ちがなく、水に溶けにくく、使用の際にパルプくずが出ない特徴があります。そのため、研究所や精密機器を取り扱う場所で多く使用されています。水分の吸収力も高いので、徹底的に窓ガラスをキレイにしたい方には、仕上げにキムワイプで拭かれると残った水分を完全に除去し、タオルなどで拭いたときのようなホコリやくずもつかないのでお勧めです。

参照 日本製紙クレシア

④マイクロファイバークロス

お掃除する時に無くてはならないマイクロファイバークロス。洗剤を使わなくても軽い汚れなら落とせますし、水分の吸収もよく拭き上げ時の毛くずもほとんど出ないので大活躍してくれます。

洗剤を使用しないで窓掃除をするのにはマイクロファイバークロスを使うか使わないかでは仕上がりが大きく変わりますので、是非使って下さい。

参照 AMAZON

⑤ペットボトルブラシ

数年前に商品が発売され今やお掃除の定番商品になっているペットボトルブラシ。100均でも数種類売られていますのでお掃除したい場所に合わせて選んでください。

参照 小久保工業所

⑥エチケットブラシで網戸掃除

主婦のアイデアから生まれた商品だけあって、とっても便利で使いやすい商品です。これまで大変だった網戸掃除が網戸を取り外さなくても簡単にキレイに出来る上に繰り返し使える優れものです。

参照 日本シール

  • 新聞紙を使った掃除方法がよく紹介されています。ワンルームマンションや窓の少ない部屋には有効かと思いますが、一軒家や広いマンションなど窓が沢山ある場合は掃除に仕様する新聞紙が大量に必要なのと、ゴミが出ますのであまりお勧めしません強調ブロックは特に強調して表現したい際にご利用ください。


3.窓掃除のやり方

いざ窓掃除をする時に大事なのは手順です。手順が違うとせっかくキレイにしたところがまた汚れてしまうことになってしまいます。効率よく、キレイにする為にご紹介する手順に沿って作業をして下さい。

窓掃除は風のあまり吹かない天気の良い午前中に行うと汚れが飛ばず、水気も乾きやすいのでお勧めします。

3-1.基本の窓掃除方法

①網戸をキレイにする

まず最初に網戸の掃除をします。網戸はほこりが沢山付いていることが多く、掃除をする過程でほこりが舞ってガラスに付着することがあります。先に窓ガラスを掃除してしまうと、せっかくキレイにした窓ガラスが汚れてしまいますので、最初に網戸掃除をしましょう。

よくある掃除方法は取り外して丸洗い、はめたままでホースをかけてスポンジやタオルで擦る、掃除機で吸うなどです。どの方法でもキレイに出来ますが、手間がかかったり、ホコリが舞い散ったり、思うほど取れなかったりしたりします。

お勧めの掃除方法は2章の⑥でご紹介したエチケットブラシで網戸掃除を使ったやりかたです。掃除の方法はとても簡単です。

部屋の外側の面の網戸を軽く水を含ませたブラシを網戸に当てながら上から下に向かって下ろしていきます。網戸の隅も忘れずに行いましょう。汚れたら水で洗い流して下さい。

部屋の中側の面の網戸も同じように掃除しましょう。
掃除が終ったら中性洗剤を少しつけて汚れをキレイに落として、日陰で乾かしましょう。

②サッシに貯まったゴミやホコリを取る

サッシ部分にゴミやホコリが貯まっている時は掃除機のノズルを細いものに付け替えてしっかり吸引しましょう。汚れや細かいゴミやホコリは後で掃除します。

③窓ガラスにアルカリ電解水をスプレーする

窓ガラス全体とサッシ部分にアルカリ電解水をスプレーします。汚れがひどい場合はしばらく放置し、汚れに水分を浸透させ柔らかくし落としやすくします。

④ガラスの上部と横のゴムパッキンの汚れを拭き取る

ガラスの縁周り(上と左右の横)のゴムパッキンとその境目をしっかりと拭き上げましょう。

⑤窓ガラスを拭き上げる

マイクロファイバークロスを使って窓ガラス全体を上から下に拭きましょう。この際に④で使った面は汚れていますので面を変えて拭いてください。

⑥窓ガラスの下部の縁の汚れを拭き取る

最後に窓ガラスの縁周りの下部のゴムパッキンとの境目をしっかりと拭き上げましょう。ここを一番最後にしたのは、窓ガラス上から下にマイクロファイバークロスで拭いて行く時に多めにアルカリ電解水をスプレーした場合、下に水が滴ってくることがあり、下部の縁がまた汚れてしまうからです。

⑦サッシを拭く

サッシ部分の汚れを要らなくなった布やタオルで拭き取ります。先にサッシ部分にもアルカリ電解水をスプレーしてあるので、汚れが固まっていても柔らかくなり、拭くだけで簡単に汚れを取ることができます。

⑧キムワイプで仕上げる

より完璧に仕上げたい時はキムワイプを使って窓ガラス全体を拭くと、残った水分やホコリを除去することが出来ます。

3-2.困った汚れ別掃除方法

①カビ

冬に外の気温が低くなり、部屋の中で暖房をかけると温度差が広がり、窓ガラスに結露が生じます。結露の水滴が下に垂れて、ゴムパッキン部分付近やレール部分にカビが発生することがあります。放置するとカビの胞子が部屋の中に舞い、他の部分にもカビが生えたり、健康を損ねる恐れがありますのでキレイに除去しましょう。

消毒用エタノールをカビ部分に優しくスプレーし(強くスプレーカビの胞子が飛び散りますのでそっとスプレーしましょう)、そのまま30分放置します。

放置後ティッシュペーパーなどでカビの部分を優しく包み拭き取ります。

カビがまた生えてくるのを防ぎたい場合は、キレイにした部分にカビ防止剤をスプレーしましょう。使用場所・環境にもよりますが、仕様には1ヶ月効果が持続するとあります。

②サッシの取れにくい汚れ

ゴミと雨や結露などの水分が合わさり、汚れの固まりが出来、取れにくい状態になっていることが多く見られます。凸凹があるため、掃除もしにくく、窓掃除の中で最も嫌いな場所にあげられます。

サッシにはサッシ用の掃除道具が販売されていますので、上手く使って気軽に簡単にキレイにしましょう。百均ショップでも売られていますが、ペットボトルに装着して使うブラシを使うと簡単にキレイにすることが出来ます。

水をペットボトルに入れ、水を出しながらブラシで汚れを擦りましょう。

仕上げに不要になったタオルで取れた汚れを拭き取りましょう。


4.窓ガラス掃除は年4回がお勧めです

窓ガラスの掃除を大変な仕事にしてしまう大きな原因は年に12回程度しか掃除しない為に汚れが沢山ついていること、時間が経つことで取れにくい状態になっていることです。

出来れば家中の窓を毎月場所をローテーションで決めて、季節ごとに1巡するくらいの無理のない範囲で掃除をしていければ、年末に憂鬱にならずにすみますので、是非取り入れてみて下さい。


5.まとめ

これまで避けてきがちな窓ガラス掃除ですが、道具を上手く選んで掃除のやり方が分かれば、簡単に時間をかけずにキレイにすることが出来ます。汚れが取れにくくなる前に掃除するが一番の予防法です

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