お客様がビル管理会社に期待すること。それはいつも清潔で行き届いた気持ちのよい空間を提供してくれこと。何か不具合や相談があれば何時でも親身になって対応してくれること。より良いものにするために色々な提案を進んでしてくれること。ビルで働く人にきちんとした教育を定期的に事務所がしてくれること。
今年創業六十一年目を迎えた私達東和総合サービスには創業依頼お取引をさせて頂いているお客様、また新規でお問い合わせ頂きお取引がスタートしたお客様が沢山おられます。訪問した際に、お客様から現場の社員や巡回作業で伺う社員へのお褒めの言葉を頂くことがあります。電話対応をした社員の応対を気に入って下さりお取引がスタートしたお客様もおられます。社員一人一人がお客様の事を考えて働いていてくれているからこそだと思います。
私達東和総合サービス以外にも同じように魅力的な会社が沢山あります。どういう内容を期待するのか・・・・それによって選ぶポイントがあります。私達ビル管理会社の業務の内容と選択のポイントをご紹介致します。
是非素敵なビル管理会社を見つけて下さい。
1.ビル管理会社のタイプと特徴
ビルの管理会社は、その成り立ちから大まかに、親会社を持つ「建設会社や不動産会社など大手の系列系会社」と親会社を持たない「中堅管理会社などの独立系会社」に分けられます。
それぞれの特徴と、メリット・デメリットを確認していきましょう。
①大手の系列管理会社
三井不動産や三菱地所などの大手不動産開発業者(デベロッパー)や鹿島や清水建設などのゼネコン会社などの大手企業がグループ会社として設立した管理会社です。
メリット デメリット |
②独立系管理会社
特定のデベロッパーやゼネコンと資本や人的関係がなく、ビル管理を目的として設立され、自社の営業による契約を受託している会社を差します。ビル管理の仕事を専門にしており、中小規模のところが多いと言えます。特にデメリットは家族など少人数の小規模会社に多い事例です。
メリット デメリット |
2.ビル管理会社の候補を絞り込む
ビル管理会社の業務は、清掃管理や環境衛生、設備管理など広範囲に及びます。具体的には、トイレ掃除、カーペットのクリーニング、空調の点検などが含まれます。
会社によって扱うサービスや得意分野に違いがあるので、希望するサービスにきちんと応えてくれる会社を選ぶことが大切です。
それでは管理会社を選択する時のポイントを順番に説明していきます。
2-1.まかせたいことを明確にする
ビル管理会社を選ぶにあたり、まず明確にしなくてはならないのは「どのような業務を依頼したいのか」ということです。ビル管理をまるまるまかせる総合管理もあれば、清掃業務だけをまかせる部分委託もあるでしょう。
まずは依頼したい業務内容を明らかにして、候補を絞り込んでいきましょう。
ビル管理会社の業務は、大きく分けて以下の4つから成り立っています。順番に見ていきましょう。
2-1-1.清掃管理業務
床面だけでなく、窓ガラスや壁面、扉、什器・備品など立体面にも気を配り、建物共用部や各部屋の特性に従って、バランスのとれた美観・衛生を維持する仕事です。
近年、清掃管理の方法は「事後清掃」から「予防清掃」に変わってきています。予防清掃とは、建物内に汚れを持ち込ませない、汚れる前に処置し、常に美観・衛生を保持する清掃方法です。
このように最近の清掃管理業務には専門的な知識と管理能力が要求されるようになっており、清掃管理業務の専門家である「ビルクリーニング技能士」が在籍している管理会社をおすすめしています。
2-1-2.衛生管理業務
人工的空間であるビル内の環境を衛生的に維持管理できているかを調査する業務です。
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(ビル管理法)に維持すべき基準が定められていますが、これらの基準が実際に守られているかどうかを測定・点検し、基準内になるようアドバイスを行います。
具体的には、空気の環境、飲料水、排水についての検査、ゴキブリなどの害虫の生息点検を行います。
環境衛生管理業務の専門家である「建築物環境衛生管理技術者」の有資格者が在籍している管理会社をおすすめしています。
2-1-3.設備管理業務
ビル内にある数多くの設備が正常に機能しているかの点検や検査、整備を行います。
特に建物に設置されている設備が異常が乗じることによって安全や大きな支障を生じることがあるため維持管理は特に慎重に行う必要があります。
例えば感知器など消防設備が火災時に作動しないために多くの人命を失う事故につながったケースもあります。
また近年のビルは設備機器がコンピュータ化が進んでいるためこれに対応すべく、設備機器に対する高度な知識が必要となります。
設備管理業務の専門家として「電気主任技術者」などの有資格者が在籍している管理会社をおすすめしています。
点検の結果、設備に不具合・異常があった場合に電気・空調・給排水衛生等の改修工事まで行える管理会社であれば窓口が1社で業務が完結できるため非常に便利です。
2-1-4.保安警備業務
ビルの安全を守る業務です。ビルに警備員が常駐し防犯・防火業務を行います。
近年ではビルの防犯・防災設備で自動化が進んでおり、常駐警備から機械警備化への切替えが進んでいます。異常事態での迅速な緊急対応業務が重要性を増してきています。
2-2. 管理会社の歴史と実績を把握する
まかせたい業務を決めたら、管理会社の絞り込みを行っていきます。その際、判断の目安になるのは、管理会社の「歴史」と「実績」です。
なぜなら、ビル管理業務自体がマンパワーに頼って運営される業種であるためです。特に規模の大きなビルのメンテナンスには、エレベータ保全、空調設備保守、外壁や高所の窓清掃といった高い技術力が必要とされる作業が多くなります。
求めるサービスに対応可能な技術力がある管理会社を見つけるためには、実績の把握は必須です。管理を依頼したいビルと似たような規模・用途のビル管理実績がある会社であれば、求めるサービスが受けられると判断する一つの根拠となります。
一般的に、さまざまなビル管理で長く・豊富な実績がある会社は、管理方法を多面的、包括的に構築していることが期待でき、万が一の時の対応力に優れているという特徴があります。
また、管理会社によって得手不得手があります。会社によっては実績のない分野もあるので、その点もよく確認しましょう。例えば、商業ビルの管理では実績が多く得意であっても、病院での管理実績がない会社に対し、医療施設の管理をまかせた場合、病院特有の急なトラブルなどに対応しきれないケースが出てきたりします。この場合は医療施設の管理業務において実績が豊富かつ得意とする管理会社を選ぶべきです。
過去の実績は管理会社のウェブサイトに掲載されていることもありますが、掲載されていない場合は、直接電話で問い合わせてみても良いでしょう。
また、候補にしている管理会社がメンテナンスをしているビルを実際に見ることも大切です。清掃状況や設備管理が行き届いているか、気になる点を自分の目で確かめておけばより確実です。
創業年数も判断の重要な要素になります。ビル管理会社は人が作業を行う労働集約型の業態です。人が行う仕事で長年営業が続いている会社はお客様から信頼がある会社であると判断してもいいのではないかと思います。
2-3.複数社から見積もりをとる
ビル管理会社を選ぶ際には、最初から1社に絞らずに、必ず複数社の管理会社に見積もりを依頼するようにしましょう。ほかの会社と比較することで費用の相場やサービス内容、それぞれの管理会社の特徴を知ることができます。
見積もりを依頼した場合は、依頼したい内容によっては管理会社によるビルの現地調査が必要になってきます。現地では、これまでの管理状況や設備の状態を確認します。また、依頼者の要望を把握するためにヒアリングも行います。このヒアリングはあなたの要望を直接伝える良い機会であると同時に、より早く、より希望に沿って動いてくれるか、そのときの管理会社の対応も、最終的に管理会社を選定する際の判断材料にしていきましょう。
以上のことを踏まえ、しっかりとサービス内容を確認し、見積もり金額だけでなく会社の対応力や技術力、信用力など総合的に判断し納得がいく管理会社を選ぶようにしましょう。
3.優良なビル管理会社を見極める5つのポイント
ある程度、候補となる管理会社が絞られてきたら、今度は最終的な選定を行うプロセスに進みます。
その際に判断材料となる要素は以下のようなものです。
3-1. 業務仕様についての説明が丁寧
業務仕様の説明でその管理会社が信頼に足る企業であるかどうかを見定めましょう。
管理会社は契約を結ぶ前に、どのような業務を行うか、業務範囲などを定めた業務仕様書を作成します。その内容を契約書に添付します。後々トラブルにならないように業務内容についてしっかり説明する管理会社を選びましょう。
次に契約を締結する前に契約書について確認すべき項目を挙げますので、内容を確認してみましょう。すべてを満たしていないと契約してはいけないくらい最低限の項目ばかりです。
契約書を締結する前に確認すべき項目 ・契約期間が1年ごとの更新になっているか |
3-2.下請けまかせにせず自社施工にこだわる
業務を下請け会社まかせにせず、自社施工にこだわる管理会社を選ぶようにしましょう。なぜなら、ビル管理会社が実際に建物の状態を見て、さわって、利用者の声を直接聞くことで、オーナーや建物にとってベストなサービスを提供できるからです。
ビル管理の世界では、建設業界のように請け負った業務を下請け会社にまかせ、その下請け会社がまた2次下請け会社にまかせるといった多重構造の請負形態が起こりがちです。大規模なビルの場合、4次請け、5次請けということもありえます。これでは元請け会社は現場を知らないため、オーナーにとって最高の提案、サービスを実現しにくくなります。
現実的に、すべての業務を自社施工にするのは難しいでしょう。実際に多くの総合ビル管理会社の中でもすべての業務を自社施工にしている会社は皆無です。傾向としては大手のビル管理会社では基本的にほとんどの業務を下請け会社に委託し、独立系の管理会社は得意とする業務は自社施工し、一部業務を下請け会社に委託しているケースが多いです。
自社施工にこだわる会社の良さは費用面にも現れてきます。多重請負の場合は中間管理費が発生して費用がかさみがちですが、自社施工の場合はそのぶんのコストをカットできるので、コストダウンも実現しやすいのです。
以上のような理由で、自社施工にこだわるビル管理会社は技術力向上や価格力向上に取り組んでおり、安心して業務をまかせられる存在と言えます。
3-3. 問合わせや緊急時の対応が迅速か
雨漏りや排水管詰まりなどの設備の緊急事態に迅速に対応してくれることはもちろんのこと、ちょっとした疑問であっても気軽に質問でき、それに対してわかりやすく丁寧に答えてくれる管理会社は優良と言えるでしょう。
具体的には、問い合わせの電話やメールへの対応をしたときに、管理会社より回答が素早く丁寧な説明があるかどうかをチェックしましょう。
ビル管理は、設備点検など、その多くが法定業務であるため、会社ごとの大きな差異が出にくいものです。大切なビルの管理を任せるのですから、緊急時の対応や日常業務における親切さや対応力も満足度に大きく関わってきます。
3-4.ビルオーナーにとってベストな提案を自主的に行う
ビルの個性を見極め、オーナーに利益をもたらす提案をしてくれるビル管理会社を選ぶようにしましょう。というのは、ビルごとに管理事情は異なり、管理を一社に任せる総合管理もあれば、設備やサービスごとに違う管理会社と契約する部分委託の場合もあります。また、ビルによって管理の範囲や力を入れたい業務も違うものです。
そんな個々の事情に合わせて、オーナーに利益、テナントに満足をもたらすようなより良い管理方法などを自主的に提案してくれる管理会社は、オーナーが気づかないポイントにも気を配って経営をサポートしてくれる心強いビジネスパートナーであると言えます。
4.まかせて安心!信頼できる優良ビル管理会社6選
最後に、日本全国の各エリアごとに自信をもってオススメするビル管理会社をご紹介します。
幅広い実績、高い技術力と対応力、提案力を備えた優良企業ばかりです。ぜひ管理会社選びの参考にしてください。
4-1.【北海道・東北エリア】北日本ビル管理 株式会社
1957年創業。オフィスビルやホテルなど、さまざまな施設の管理を手がける「ビルの総合管理企業」。安全・安心・快適な運営管理と資産価値向上を目指し、オーナーの多様なニーズやテナントの要望に応えられるよう、豊富な経験とノウハウをもとにきめの細かなサービスを提供しています。
4-1-1.清掃業務
オフィスビル、ホテル、病院、大型商業ビル、学校、工場など、建物およびその用途の多様化により高い専門性が求められる清掃業務。その要請に応えるために、各種専用メンテナンスシステムを開発し、社内・社外教育を充実させて人材を育成しています。
社内教育では、各種有資格者(統括管理者、建築物環境衛生管理技術者、青掃作業従事者研修指導、ビルクリーニング技能士、清掃作業監督者、病院清掃受託責任者)の指導のもと、専門教育を行っています。
4-1-2.設備業務
最新ビル設備に適切に対応するために各種技術者を育成、配置し、管理業務の運営と維持に努めています。これら設備保守管理業務を行うために、下記の専門資格・技術を持った各種スペシャリスト約460名を擁しています。
電気主任技術者/危険物取扱者/ビル設備管理技能士/電機工事士/冷凍機械責任者/ビル省エネルギー診断士/ボイラー技士/管工事施工管理技術者/建築物環境衛生管理技術者/ボイラー設備士/空調給排水管理監
4-1-3.警備業務
専門の教育を受けた警備員が建物に常駐して、防犯・防火・防災、館内巡回および緊急時対応、来客対応にあたります。
機械警備では、各種センサーの設置により警備対象施設の無人化を図り、ランニングコストの低減に貢献。企業内情報の漏洩防止が重要視される昨今、北日本ビル管理(株)の入退室管理システムは、登録者以外の不審者の入室を防ぎ、入居テナントのセキュリティを確保します。
4-1-4.環境衛生業務
的確な各種点検・測定・分析を行い、予防措置を施します。
保全管理業務
建物をハード(建物調査、日常修繕、営繕業務)とソフト(室内環境測定、ボイラー、飲料水水質検査・分析、鼠・昆虫防除、 各種水槽点検清掃、産業廃棄物処理)の両面からサポートすることで快適な環境を提供します。
4-2.【北陸エリア】株式会社 ホクタテ
1963年創業。ビル管理に求められるものは「物件に応じた管理計画を立て、最適な機器や資材を用いて、マナーとスキルを備えたスタッフがスピード感ある現場対応をする『品質力』」であるという考えのもと、オフィスビルや工場、商業施設、公共施設など幅広い建物のメンテナンスを行なっています。
4-2-1.環境衛生業務
ビルの美観と衛生を保つ清掃管理や、環境基準の法令に沿った環境衛生管理を行います。お客様のご要望や物件の状況に基づきカウンセリングをして最適なメニューをご提案し、専門のスタッフによる品質を重視した施工・管理を行います。
4-2-2.施設・設備管理
快適で安心なオフィス環境のため、建築物のライフラインとも言える電気・空調・給排水衛生設備の維持管理を行います。専門技術者による環境に配慮した省エネ・省コストを実現する設備のご提案など、お客様の多様なニーズを実現します。
4-2-3.警備業務
警備監視センターに常駐する専門の警備員が、オンラインで結ばれた機械警備システムや画像監視システムを使用して建物への侵入や火災を監視し緊急時に出動することで、24時間365日お客様の大切な財産を守ります。
4-3.【関東・関西エリア】株式会社 東和総合サービス
1959年創業の独立系ビル管理会社です。ビル管理業界におけるパイオニアならではの、長年蓄積された経験とノウハウ、高い技術力に基づいたビル管理サービスを提供しています。独立系ならではの柔軟な対応や自由な発想により、お客様に喜んでいただける新しいサービスの提供などに注力しています。
管理形態は「総合管理での委託」と「専門業務だけでの委託」ともに対応可能。それぞれのメリットやデメリットを踏まえたうえで、お客様のご要望、ビルの状況や環境・設備に最適な管理の組み合せや方法を提案します。また、自社施工に力を入れており、ビルの状態を直接見て、触れて、利用者の声を聞いているので、質の高いサービスを提供できるのが大きな特長です。
4-3-1.環境衛生業務
この業務は「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管理法)」に基づき実施されるものです。
(株)東和総合サービスは、一定の物的要件と人的要件を充足しなければならない「建築物環境衛生総合管理業登録」を行っており、知事の登録を受けています。厳しい基準をクリアした技術者が、空気環境測定、害虫駆除、飲用水水質検査、ホルムアルデヒド・VOC測定などの業務にあたります。
4-3-2.設備業務
設備専門管理会社として創業したこともあり、設備管理業務は得意とする分野です。
大阪万博で各施設の設備管理を担当するなど豊富な実績を積み上げ、建物を利用するお客様が安心して過ごせるよう確かな知識と技術を蓄積してきました。建物の事故や故障を未然に防ぐことができるよう、建築設備定期検査、特定建築物定期調査、消防設備点検、24時間設備緊急対応、防火設備定期検などの業務に対応しています。
また、設備点検で不良個所が出た場合でも改修工事まで一気通貫で対応できる便利な会社です。
4-3-3.清掃業務
「清掃の有資格者がいるか」「必要な機材がそろっているか」など一定の基準が必要とされる、東京都と大阪府の建築物環境衛生総合管理業に登録しているため、清掃業務を安心してまかせることができます。
対応するのは、カーペット清掃、床清掃、空調機分解洗浄、空調機フィルター清掃、ガラス清掃、照明器具清掃などで、ビルを利用する人々が気持ちよく過ごせる環境を整え、維持するのに尽力しています。
4-3-4.保管警備業務
警備業務はビルの利用者の生命、身体、財産を守る極めて重要な任務です。
いかなる事態にも対応できる警備員の育成をめざし、安全・安心な環境を提供。警備業登録を行っている有資格会社ですので、安心して警備をまかせられます。
対応業務は、建物に警備員を常駐させて出入り管理、巡回、防災センター設備の監視業務等を行って犯罪、火災の未然防止に努める施設警備、建物に警備員を常駐させずに一定の時間帯に車両等で巡回して、盗難等の事故の発生を警戒し施設の安全確保に努める巡回警備、駐車場管理、受付管理などです。
株式会社 東和総合サービス
【東京本社】
東京都千代田区永田町2丁目14番3号 東急不動産赤坂ビル10階
【大阪本社】
大阪市西区新町1丁目28番3号 四ツ橋グランスクエア8階
4-4.【中国エリア(日本海側)】東亜建物管理 株式会社
1964年創業。東亜建物管理(株)は、建築物の高度化と多様化が進むなか、建築設備の保全、美観の維持、衛生的な環境の確保に励み、ビルの資産価値向上に努めてきました。具体的には以下のような業務に対応しています。
4-4-1.清掃業務
ビルの清掃には、建物内部の清掃と建物外部の清掃があります。
内部の清掃は床の清掃がメインですが、天井や壁面・家具・照明器具・窓ガラスなども、美観を保つためには清掃が欠かせません。
外部の清掃は外壁や高所の窓ガラスの清掃作業と、ビル周りの清掃・散水・屋上の清掃などが含まれ、いずれも建築材料の材質によって清掃方法は大きく異なります。
清掃は日常清掃と定期清掃に分かれ、ビルの個別性に即していろいろな作業を組み合わせて計画を作成します。
4-4-2.環境衛生業務
ビルは人工的で閉鎖的な空間です。快適で衛生的な環境を確保するためには、各種点検・測定と、必要に応じた措置を取ることが必要になります。東亜建物管理(株)は、専門資格者による空気環境管理、給水管理、排水管理、害虫防除などによって、お客様にとって快適な環境づくりのお手伝いをします。
4-4-3.設備業務
ビル内にある電気通信、空気調和、消防、給排水などの設備機器の運転・監視、点検、整備、保全等を行います。専門知識を持った設備管理員がビル全体をコントロールすることで、トラブルを予防し、ライフサイクルコストの削減を実現します。
4-4-4.その他業務
他にも、保安警備(施設警備、防火防災、駐車場管理)、指定管理業務、スポーツ施設の運営、スポーツ教室の開催、植栽の管理業務、清掃用品や関連品販売(トイレットペーパー、ゴミ袋、マット、手洗石鹸水、蛍光灯等)などの業務も行います。
4-5.【中国エリア(瀬戸内海側)】さくらコーポレーション 株式会社
1996年創業。オフィスビル、病院、学校、マンション、官公庁施設、アミューズメント施設などといった建築物を対象に、ビル管理における企画マネジメントから総合的な運営サポートまでを行い、省エネや環境保全なども含めた多角的な観点でビルオーナーを支援。「ビルメンテナンスの根幹は接客」という考えを基本に、クオリティとコストのバランス、そしてビル内外と調和した空間環境を創出します。
4-5-1.環境衛生業務
衛生環境の保守に重点を置き、長期的なプランの立案から各業務に精通した専門家による継続的な業務を行うことで、高水準の衛生環境を保持します。具体的な業務内容は、空気環境測定、水質検査全般、ねずみ・害虫駆除、廃棄物回収、リサイクル業務、騒音測定、ばい煙測定、その他公害測定などです。
4-5-2.清掃業務
徹底した教育・研修システムにより、ビル利用者への礼節を損なうことのない、経験豊かで質の高いスタッフを配置。契約外の要望や異常時などにも24時間迅速に対応します。また技術面では、国内のみならず海外の最新清掃技術も積極的に導入し、美しい仕上がりを提供しています。
業務内容は、総合清掃管理、日常清掃、床面清掃、ガラス清掃、外壁清掃、貯水槽清掃、雑排水槽清掃、浄化槽清掃、特別清掃(照明清掃、エアコン、イス、ステンレス等)、ハウスクリーニングなどです。
4-5-3.設備業務
ビル設備管理を専門とする有資格エンジニアを多数確保し、省エネ、コストダウンの観点からメンテナンスマネジメントを統括しています。管理業務をフルサポートするため、 24時間体制の遠隔管理システムも積極的に導入。官公庁からの信頼も厚く、多数の施設で採用されています。
業務内容は、受変電設備点検、照明設備点検、中央監視装置点検、分電盤点検、フィルター点検、熱源機器点検、給排気ファン点検、自動火災報知設備点検、消火栓点検、エレベータ・エスカレータ点検、ゴンドラ点検、自動ドア点検、その他、法にもとづく建物設備等の点検保守・点検検査など。
4-5-4.セキュリティ業務
安心と信頼をより確実にする24時間対応のセキュリティシステムをローコストで実現し、お客様のニーズに応じた万全のシステムを実現しています。また、駐車場管理運営業務にも力を入れており、接客業としての心掛けを充分に指導した経験豊富な管理要員を配置することにより、利用者の拡販へとつながるサービスを提供しています。
4-6.【九州エリア】総合システム管理 株式会社
1975年創業。福岡、長崎、熊本でマンション・ビル管理を行う総合システム管理(株)は、九州を基盤とした独立系の地元密着型企業で、ビル管理に関して以下のような業務を行っています。
4-6-1.コンサルティング・マネジメント
これまでの実績で得たノウハウを活かし、計画から開業まで、将来を見据えたコンサルティングにより、管理運営計画、技術支援までトータルにサポートします。また開業後も建物の老朽化やエネルギー対策などのさまざまな問題点に関して、建物劣化診断や省エネルギー診断を行ったり、中長期的な修繕計画を立案することで建物を長持ちさせて資産価値向上のお手伝いをするなど、より専門的な見地から経営をサポートします。
4-6-2.清掃業務
建物に付着する汚染物質を軽度な時期に除去する「日常清掃業務」、日常清掃で除去できない汚れ等を、月単位・年単位で除去し、ワックス等を塗布することで美観を復元させる「定期清掃業務」、日常清掃・定期清掃には含まれない改善必要箇所を提案しスポット的に清掃する「特別清掃業務」(ブラインド清掃・照明器具清掃・外壁清掃・空調フィルター清掃・除草作業等)などを提供します。
4-6-3.設備業務
近年、技術の進歩によって快適性を増しているビルには、多種多様な高度で精密なシステムが導入されています。ビル利用者の生活や仕事環境を快適に保つために、専門知識や経験を持った技術者が設備機器の運転および保守点検を実施することで、建物を適正に維持管理します。
4-6-4.環境衛生業務
ビル管法で定められた環境衛生管理基準や、労働安全衛生法で求められる職・住環境の安全・快適性を維持することを目的に、給排水設備の維持管理、空気環境の測定などの業務を行います。建築物において適正な環境衛生を維持管理にするために、建築物環境衛生管理技術者の有資格者(34名)を選任します。
他に、貯水槽清掃、水質検査、空気環境測定、防鼠防虫駆除などの業務も行います。
4-6-5.セキュリティ業務
さまざまな施設において、その施設に常駐し、盗難等の犯罪や火災等の災害を未然に防ぐために人為的な対応を行い、建物内で活動する人の安全を確保することを目的とする施設警備業務をはじめ、機械警備業務(警備用機械装置を設置して、犯罪や災害発生時の被害の拡大防止に努める)、ローカル警備業務(警備用機械装置の設置により盗難等の犯罪と火災等の災害を監視し、常駐警備員により人為的対応を行うこと)、駐車場管理業務、雑踏・交通誘導警備業務などを行う。
4-6-6.緊急時の対応
専門オペレーターが24時間体制で電話受付を行い、「水が出ない」など設備に関わるトラブルから、「不審者がいる」など安全に関わる事態まで、お客様のご要望に的確にお応えし、関係部署への連携を図ります。
また、24時間365日体制で緊急対応スタッフを配置し、緊急時は現地に素早く出動し早期解決を図ったり、大雨・台風などの自然災害が見込まれる場合は、関係部署との連携を密に図り、対策・対応に努めます。
5.まとめ
ビルは大きな資産。
その管理の仕方によっては、テナントの評価もあなたの収入も大きく変わってきます。
もし今のビル管理会社に満足していないならば、管理会社を変えることで収益をアップさせることは十分に可能です。
ビル管理会社を選定するにあたっては、二段階踏む必要がありましたね。
ここで軽く振り返っておきましょう。
①ビル管理会社の候補を絞り込む
・まかせたいことを明確にする
・管理会社の歴史と実績を把握する
・複数社から見積もりをとる
②優良なビル管理会社を見極める
・重要事項についての説明が丁寧
・下請けまかせにせず自社施工している
・同じ担当者が対応する
・対応が迅速かつ十分
・ビルオーナーにとってベストな提案を自主的に行う
以上のポイントを十分に吟味し、比較することで、あなたにとってベストなビル管理会社を選びましょう。
テナントの満足はあなたの幸せ。
この記事があなたの大切な資産を十分に活用する一助になれば幸いです。
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