誘導灯バッテリーが非常時に点灯するために誰でもできる3つの判断

突然の地震で急に館内が停電になってしまった、出口も通路もわからない、何も見えない・・・・どうしよう・・・非常時であせってしまう気持ちを抑えるのに必死な自分がいる、と思っている時に突然明かりが付きだした! 電気も止まっているのになぜ明かりは付いているのか……。そうです、それはバッテリーが作動していて、停電になった時でも一定時間点灯するようになっているのです。

このように誘導灯はいざという時に正常に機能するようにしなければ設置していても意味はありません。最悪は人命にも関わってきます

ここでは私の20年の経験をもとにいざという時に点灯するためのバッテリー交換のタイミングを中心に説明していきます。

このブログを読めば誘導灯がいざという時に点灯しない。という最悪の事態を防ぐことができるでしょう。建物を安心して利用してもらうためにも役立ててもらえれば幸いです。

1.バッテリー交換は資格がなくてもできる?

無資格者が行えること電球交換・バッテリー交換

有資格者でなければ行えないこと誘導灯本体交換

誘導灯のバッテリー交換は誰でも行うことができます。誘導灯は停電の時に確実に点灯しなければならないものです。そのためにも定期的な点検を行い、不良箇所はすみやかに交換することが必要です。

誘導灯本体にはバッテリーとランプが内蔵されており、停電時には20分間以上の点灯を継続することができるようになっています(建物が大規模施設や高層ビル、地下街、駅舎、の場合には、避難に時間が掛かるため、60分間以上の点灯を継続できる長時間型誘導灯が設置されています)。誘導灯本体の交換には電気工事が伴うため電気工事士が行う必要がありますがバッテリー交換は資格がないものでも行うことができます。

2.バッテリーの交換時期を知るための判断方法を知りたい

バッテリーの交換時期を知るための判断方法は寿命時期の判断、簡易点検での判断、モニター表示での判断の3つの判断方法があります。

バッテリーの交換時期を誤るといざという時に誘導灯が点灯せず大惨事につながることがあります。いつでも正常に機能するためにも交換時期を判断することが大切です。具体的に見てまいりましょう。

2-1.バッテリーの寿命から判断する

バッテリーの寿命は46年が目安です。4年を経過しますと徐々に容量が減ってきます。下の表を見ても分かるように4年を過ぎると容量の減少が顕著に表れます。万一に備え4年ごとにバッテリーを交換することはお勧めの一つです。

引用元:日本照明工業会

2-2.バッテリーの簡易点検で判断する

蓄電池(バッテリー)がいざという時に点灯するよう3ヶ月に1度の簡易点検をお勧めしています。 簡易点検の方法は非常に簡単で、誘導灯についている点灯スイッチにひっかけ棒を引っかけ引いて強制的に点灯させます。この点検では20分間点灯するかを確認するだけです。消防法では20分以上誘導灯が点灯する必要がありますので(但し、長時間定格型の器具は60)20分間点灯せずに消灯してしまったらすぐに新しいバッテリーに交換してください。

引用元:(株)ランプモニター

2-3.バッテリーのモニターで判断する

バッテリーのモニターは誘導灯の種類によって少し変わりますが一般的なもので説明します。

2-3-1.従来型誘導灯の場合

モニターが緑の点滅が正常な状態です赤の点滅はバッテリー交換時期のお知らせですので速やかにバッテリー交換をお願いします。

2-3-2.LED誘導灯コンパクトタイプの場合

LEDランプ対応のコンパクトタイプの誘導灯などは商品にもよりますがリモコンを使用する場合があります。その際リモコンの点検ボタンを押して点検を行ってください。

ランプモニタが消灯し充電モニタが緑色で点灯している状態は正常です

充電モニタが点滅するとバッテリー交換時期の合図ですので速やかにバッテリー交換をお願いします。

ランプモニタが点滅するとはランプ交換時期の合図ですので速やかにランプ交換をお願いします。
 

3.バッテリー交換の手順

ここではバッテリー交換の手順を説明していきます。バッテリー交換は比較的誰でも簡単にできます。

ステップ1 誘導灯を確認します。
  ↓
ステップ2 まずは誘導灯の側面カバーをはずします。
  ↓
ステップ3 次に誘導灯の前面パネルをはずします。
  ↓
ステップ4 誘導灯内部にはランプが取り付けています。バッテリー交換の邪魔になる場合は外します。同時にバッテリーの固定用金具とコネクタ等を外しバッテリーを取り出します。
  ↓
ステップ5 誘導灯本体に新しいバッテリーの固定用金具とコネクタを取り付けたのちにランプを取り付けます。そののちパネルを取り付け完了です。

引用元:サンフィールド

4.誘導灯は法定点検が必要

誘導灯は消防法に基づき消防設備点検を行う必要があります。消防設備点検では6カ月に1回の機器点検と1年に1回の総合点検を行います

機器点検とは外観又は簡易な操作による確認をする点検です。
総合点検とは実際に消防設備を作動させ、総合的な機能を確認する点検です。
また点検後に消防点検報告書を消防署へ提出しなければなりません。この点検は有資格者が行わなければならないため専門会社へ委託することをおすすめします。

詳しくは当ブログの「消防設備点検ちゃんと出来ていますか?いざに備える簡単ポイント解説」を参照してください

5.バッテリーの種類と処分方法

誘導灯のバッテリーも技術の進化によって環境に優しい商品が発売されています。その種類や処分方法について見ていきましょう。

5-1.種類について

バッテリーは多くの電池の種類があります。例えばニカド電池やリチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池などです。この中には聞いたことがある名前もあるのではないでしょうか。この中で特にお勧めなのが環境に優しく、バッテリーの質も高いものとして「ニッケル水素電地」です

5-1.処分方法について

バッテリーの処分方法については「資源の有効な利用の促進に関する法律」」(以下『資源有効利用促進法』と略称)により200141日より小形充電式電池(バッテリー)の回収・再資源化が義務付けられました。貴重な資源の有効利用及び地球環境保護のために、使用済みニカド電池・ニッケル水素電池はリサイクルの処理を行う必要あります。

リサイクル処理については資源有効利用促進法の成立に伴い小型充電式電池の回収・リサイクル活動を共同で行う団体「一般社団法人JBRC」のHPを参照下さい。

誘導灯の本体やバッテリー(ランプ)の交換を専門会社に委託した場合は交換後、古いバッテリー等は専門会社が回収し、適正にリサイクル処理を行います。

引用元:三菱電機

6.まとめ

誘導灯のバッテリー交換は資格がなくても簡単にできます。いざという時に作動できるように4年を基準として早めの交換をしましょう
誘導灯は消防法に基づいて年2回定期点検を行う義務があります。
誘導灯のバッテリーも多くの種類がありますがその中でも特にお勧めなのが環境に優しく、バッテリーの質も高いものとして「ニッケル水素電地」です。バッテリーは寿命が来たら適正に交換しリサイクル処理をおこないましょう。

誘導灯のバッテリーは停電時には命綱になる大切なものです。そのメンテナンスを怠らず行った努力の積み重ねが、いざというときに一人、二人の命の為になるかもしれません。大切なことだと再認識していただきまして、今後の防災対策に活かしていただけたら幸いです。

誘導灯を設置している一定規模以上の建物では消防法に基づく消防設備点検を実施する必要があります。当ブログ「いざという時に備える消防設備点検!内容と費用の簡単ポイント解説」では消防設備点検を分かりやすく解説しています。参考にして下さい。

 

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