オフィスにカーペットが敷かれる事が多くなり、フロアータイルが主流だった時と掃除の仕方等が変わってきています。掃除機をただかければ良いかというと、掛け方によりゴミの取れ方が変わます。また掃除機だけでは取れない汚れもあります。ここでは、自分で行えるオフィスカーペット掃除の方法と専門業者に頼んだ場合の違い、相場などをご紹介致します。
目次
1.オフィスカーペット掃除の必要性
オフィスの床面によく使われるカーペットですが、日々どのように掃除されているでしょうか。
オフィスのカーペットは一見するとキレイに見え、メンテナンスが不要に思えるかと思いますが、実は毛の奥に沢山のゴミや砂などが埋もれています。
埋もれたゴミなどは人が歩いたり、物をひきずる等する度に空気中に舞い上がり、口や鼻から体の中に入ります。
また、食べかすやフケなどを餌とするダニなどの害虫が発生する原因にもなり、オフィスで働く人がアレルギーを発症したりする事もあります。
Pタイルやフローリングは床の表面にホコリやゴミが蓄積するので汚れが分かりやすいですが、奥に潜んでしまうカーペットは小まめに清掃する必要があります。
2.自分で行うオフィスカーペット掃除のやり方
オフィスカーペットの掃除の基本は掃除機かけです。ただ、一般家庭用の掃除をただ何となくかけてもカーペットの毛の根元に入りこんだゴミやホコリは取ることができません。掃除機掛けの出来栄えでカーペットの美観の善し悪しが大きく左右されると言っても過言ではありません。
①四方からゆっくりと掃除機をかける
カーペットの毛が寝てしまっていたり摩擦で潰れていることもあり、四方からゆっくりと掃除機をかけないと根元の汚れをきれいに取ることは出来ません。日常的な掃除機掛けは毛の流れと反対からゆっくりとかけましょう。
②粘着式クリーナーで髪の毛など掃除機では取り切れないゴミを除去する
掃除機だけではカーペットの毛に絡みついた髪の毛は粘着式クリーナーを使ってしっかり除去しましょう。
③カーペットの表面を拭く
掃除機や粘着式クリーナーでも取れない靴についた砂や食べかす、飲み物のこぼしたものなどカーペットの毛に染みこんだ汚れはタオルにアルカリ電解水をスプレーしたもので表面を拭きましょう。
毛の根元に入り込んだゴミや脂汚れ、シミなどは専門業者に定期的に依頼することをお勧めします。専用の機材を用いて、カーペットについた汚れをしっかりと落としてくれます。
汚れを放置したままにするとカーペットの毛同士が汚れを抱き込んだまま絡みあったり、汚れが染みついて取れなくなり、美観を損ねる原因になります。
3.当社のオフィスカーペットの定期清掃
定期清掃は、日頃のお手入れだけでは取り切れない汚れを専門業者が専用の機械を使って定期的にクリーニングすることでカーペットを清潔でキレイな状態に保つものです。少し前までのカーペットクリーニングの仕方とは違う新しい機材や方法で作業を行います。特に重要視しているのが除塵です。
カーペットの毛を起こし、根元の汚れや毛に絡みついたゴミを出来るだけ根こそぎ取ります。こうすることで、仕上がりが大きく変わります。除塵の手を抜くと、その後の作業をどれだけしっかりやっても、仕上がりが思うようにいかないことになります。
①床の物を移動する
床に物が置いたままでは、作業がやりづらく、汚してしまう恐れがありますので出来るだけ床に物が無い状態にします。
②除塵する
業務用のカーペット用の掃除機を使用してカーペットの根元に埋もれている砂やホコリなどのゴミを吸引します。24万本の天然繊維ブラシでパイルを起毛・復元・除塵し、大風量バキュームモーターで湿ったパイル内部を乾燥させます。歩行などによりパイルが潰れると通気性が悪くなり、掃除機での土砂の回収が困難になります。土砂の回収がきちんと出来ないと汚れた歩行導線が広がってしまいます。
③アルカリイオン電解水を使って専用洗浄機でクリーニング
高濃度のアルカリ電解水を使用することで殺菌・油分の分解出来、薬剤を使用しないのでカーペットを傷めずに洗浄することが出来ます。また、カーペット専用の洗浄機で毛を潰さないように毛に付いた汚れを取ります。
市販のアルカリ水より濃度の濃い電解水を作成し使用することで、洗浄力、除菌、消臭力が増すので、洗剤を使用せずにカーペットの汚れを落とすことが出来ます。また。ウイルスの失活効果がある上に科学合成物質ゼロの非常に優れた効果があります。
換気を行い、カーペットの根元までしっかりと乾燥させます。湿ったままだとカビが生えたり、ゴミが付着する原因になります。
⑤動かした物を元に戻す
クリーニング前に移動した物を元の位置に戻します。季節により乾燥の時間が変わりますが、おおよその時間として3時間ほど放置して乾燥させてもらうとよいでしょう。寒い季節や雨の日はもう少し長い時間必要になります。
4.オフィスカーペット掃除の見積もり実例
当社でお客様にご依頼戴いて実際ご提出した見積もり価格をご紹介します。広さや汚れ度合い、定期清掃の頻度により価格は変わります。
①自社ビル内オフィスのカーペット掃除
これまで社員の方で簡単な掃除をされてきましたが、汚れが目立つようになり、定期的に業者に頼んだ方がよいと考えられお問い合わせがありました。まずは気になられるところからということでしたので、お見積もり書を提出しました。一度作業をしてみて欲しいとのことでしたので、実施しご納得戴き、定期契約となりました。
②福祉施設内応接室カーペット清掃
設備関係のお仕事をご依頼さえていますお客様からのご相談で、応接室がかなり汚れてきたのできれいに出来ないかとの事でした。お話をお伺いする際に目立たないところで部分的に作業をし、気になられたシミが取れたため受註となりました。
5.まとめ
カーペットの毛の中にゴミや汚れが入り込み、一体どれだけ汚れているのか分かりにくく、汚れが目立ってきた時には簡単にはキレイにならない状態になっているということがよくあります。
歩く度に空気中にゴミやホコリが空気中に舞い上がり、その場にいる人の体内に呼吸とともに入り、アレルギーや病気の元になります。毎日使う場所には毎日汚れが溜まります。
定期的にきちんとした掃除を専門の業者に依頼することで、いつも快適な空間を保て、働く環境もよい物にし、カーペットの寿命も長くすることが出来ます。普段の掃除だけでは取り切れない汚れがあることをご理解戴き、この機会に是非プロにご依頼されることをお勧めします。
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