オフィスの掃除を業者にお願いしているけど、気になるのは・・・・

・ワックスや剥離の頻度が今のままでいいのか?

・価格は適正なのか?

・質は今の状態が適正なのか?

・業者を変えることを検討するなら選ぶポイントは何か?

ここでは、私たちが日頃よくお問い合わせを受ける事項について分かりやすくお伝えいたします。毎日長い時間過ごすオフィスを快適な環境にする大事なポイントになるPタイルの掃除について是非理解を深めてみてください。


1.Pタイルとは

pタイルは、塩化ビニール樹脂や炭酸カルシウムなど素材を30cm×30cm角の薄い板状に形成した床材です。傷や汚れに強く、耐水性、耐薬品性、耐摩耗性に優れています。

厚みが23mmと薄いため、簡単に折り曲げることが出来ますが、層が無い作りなので深く傷ついても表面の色が変わりません。木目調や大理石風など色々なデザインがあるので、事務所やレストラン、病院、洗面所、台所など様々な場所に使用されています。


2.Pタイルの日常清掃の方法

Pタイルの日常清掃は、決められた時間の中で日々行うので除塵など基本的な作業がメインになります。

ご自分で作業をすることも出来なくはないのですが、きちんとした作業方法をしらないと腰や足を痛めたりすることにもなりますので、出来れば専門業者に頼まれる事をお勧めします。

①ダスタークロスなどの除塵モップで、Pタイルの表面にあるほこりやゴミを取ります。

部屋や通路の端にホコリが溜まりやすいので、除塵モップを隅々までかけます。また砂など硬めのゴミが表面に残っているとPタイルの表面を傷つけて、黒ずみやワックスの剥がれの原因になるので、きれいに取り除きます。

②水気を硬く絞ったモップで床面を拭きあげます。

 Pタイルの表面のホコリやゴミをきれいに取り除いたら、表面に付着した汚れをキレイに拭きましょう。汚れを放置していると、Pタイルの変色の原因になったり、傷の中に入り込んで取れにくくなります。当社では、いつもきれいな状態にしておくため、この作業を毎日行うように徹底指導しています。


3.Pタイルの定期清掃

定期清掃は日常清掃では落としきれない汚れや、時間の経過とともに蓄積される汚れを落としたり、手が届かない場所を中心に作業を行います。主に床面の洗浄・剥離・ワックスがけを行います。

Pタイルも定期清掃を行い、日々の作業では出来ない洗浄・剥離・ワックス掛けを床面の状態を見ながら適切に判断し作業を行います。

1.定期清掃を行うメリット

日頃の清掃管理を簡単にする

キレイな状態をキープするためには、定期清掃をしっかり行うことが必要になります。利用人数や環境にもよりますが、2ヶ月に1度行うとことをお勧めします。

床を傷から守る

ワックスを剥がれたまま放置しておくと、床が傷つきやすくなり、ついた傷に汚れが入り込み、床材の奥まで浸透し、用意に除去出来なくなります。

水などの浸透を防ぐ

水などの汚れが浸透するのも防ぐことが出来ます。隙間にほこりが入り込み、それを餌とするダニなどの害虫が発生するのを防ぐ効果もあります。

見た目が美しい

一番分かりやすい点ですが、光沢が出るので美観を保つことが出来ます。

定期清掃は汚れや床の状況を見ながら洗剤を選び、剥離の頻度や場所、ワックスの掛け方を選定しますので専門の知識と技術が必要です。剥離、ワックスはやらなさすぎてもしすぎても床を傷める要因になります。全面同じようにすれば良いというものでもありません。定期清掃は専門の業者に必ずご依頼下さい。

2.定期清掃作業の手順

①床に置いている物を移動する

定期清掃を行う場所で床に置いてあるゴミ箱や椅子など稼働可能なものを移動します。出来るだけ床に置いてあるものをなくすことで塗りむらや塗り忘れを防ぎます。

②ほこりやゴミを除去する

ダスタークロス(*1)などの除塵モップで、Pタイルの表面にあるほこりやゴミを取ります。取り切れない物は部分的に掃除機で吸い取ります。このときにしっかり除塵しておくことが仕上がりがきれいになる大きなポイントです。

③ポリシャーで床の汚れをとる

床の表面の汚れを取る洗剤をポリシャー(*2)のタンクに注入し、赤又は青のパッド(*3)を装着して回し、表面の汚れを除去します。ポリシャーのかけむらを防ぐため、掛け終えた部分に少し重なるようにしていきます。こうすることで、床全体の汚れをもれなく取ることが出来ます。

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④バキュームで床の洗剤を吸い取る

バキューム(*4)で洗剤を吸い取ります。残った水分をモップで拭き取ります。

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⑤床を乾かす

送風機で床の表面を乾かします。しっかり乾かさないとワックスがきれいに床に密着せず仕上がりが汚くなります。

⑥ワックスを塗布し乾かす

ワックスを薄く均等に塗布し、送風機でしっかり乾かします。塗った順番に手で乾いているかを確認します。しっかり乾いていないと、靴に付着して剥がれたり、物を移動する時に擦れ落ちたり、跡がついてしまいます。

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⑦移動した物を元に戻す

移動したものを元の位置に戻します。このとき床の上を擦って運ばず、定位置にそっとおきます。擦って運ぶとせっかく塗ったワックスが剥げる原因になります。

※1.ダスタークロス・・・家庭用のクイックルワイパーのプロ用の道具になります。長さが家庭用の倍以上あり、広い面積の床を効率よく掃除出来るようになっています。

※2.ポリシャー・・・・円形のブラシや目の粗い食器スポンジを大きくしたようなパッドと言われるものを機械に取り付け回転させることで床の洗浄などの作業を行う機械です。洗剤を入れるタンクが付いていて、手元のハンドルで洗剤を出しながら作業を行う事が出来ます。

※3.パッドの色の違い・・・パッドの色は白、赤、青、茶、黒などがあります。右にいくほど材質が硬く、粗くなります。白は床の表面を磨き、つやを出すのに使います。赤と青は表面の軽い汚れを落とすのに使用します。茶や黒は頑固な汚れを落としたり、ワックスを除去するのに使用します。

※4.バキューム・・・家庭用のものとは違い、水も吸引出来、タンク部分が大きくなっています。

3.剥離作業の手順

定期的に床の表面を洗浄し、ワックスを塗っていても、だんだんと表面が黒ずんできてしまいます。その対策として、剥離作業があります。剥離作業は床に塗布されたワックスを専用の洗剤を一度きれいに除去し、新しいワックスを塗布することで床が見違えるほどキレイにすることが出来ます。通常12年に1度行うと良いでしょう。

①床に置いている物を移動する

定期清掃を行う場所で床に置いてあるゴミ箱や椅子など稼働可能なものを移動します。出来るだけ床に置いてあるものをなくすことで塗りむらや塗り忘れを防ぎます。

②ほこりやゴミを除去する

ダスタークロスなどの除塵モップで、Pタイルの表面にあるほこりやゴミを取ります。取り切れない物は部分的に掃除機で吸い取ります。このときにしっかり除塵しておくことが仕上がりがきれいになる大きなポイントです。

③剥離剤を床に塗る

剥離剤を床に塗布し、ワックスと馴染ませるためしばらく放置します。しっかり馴染ませることでワックスを完全に浮き上がらすことが出来ます。

④ポリシャーを回しワックスを剥がす

ポリシャーに黒パットを装着して回します。完全剥離用の黒パッドを使用することで浮き上がったワックスを根こそぎ剥がすことが出来ます。ここでしっかり剥がさないと、ワックスを塗った仕上がりが悪くなり、むらが出来てしまいますし、見た目がキレイに仕上がりません。

⑤バキュームで洗剤を吸い取る

バキュームで洗剤を吸い取ります。ワックスを取り切れるまで③~⑤を数回繰返します。剥離剤はきつい薬剤ですので水洗いの前に出来るだけ吸い取ってしまいます。

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⑥床を水洗いする

ポリシャーのタンクに水を入れ、赤のパットを装着して回し、水洗いをして床の表面を中和します。しっかり中和することで剥離剤が床面に残り床材を傷めるのを防ぎます。

⑦水を吸い取る

水をバキュームで吸い取り、残った水気をモップで拭き取ります。

⑧床を乾かす

送風機で床の表面を乾かします。しっかりと水気を乾かすことでワックスが密着し仕上がりが美しくなります。

⑨ワックスを塗布し乾かす

ワックスを薄く均等に塗布し、送風機でしっかり乾かします。23回繰返します。一度に分厚く塗ると、乾きが悪く、均等に塗れずに仕上がりが悪くなります。薄く塗る作業を繰返すことで均等に美しい仕上がりになります。

⑩移動した物を元に戻す

移動した物を元の位置に戻します。このとき床の上を擦って運ばず、定位置にそっとおきます。擦って運ぶとせっかく塗ったワックスが剥げる原因になります。


4.Pタイル掃除の価格の実例

実際にお客様からお問い合わせがあり、ご提出した見積書をご覧頂きながら解説致します。

①個人病院の院長様からの問い合わせ事例

個人病院の院内のPタイルの床面洗浄とワックス掛け及び剥離作業をこれまで他社に頼まれていましたが、質と対応にご不満をもたれ見積もりのご依頼を頂戴しました。当社の病院清掃の行い方についてご説明し、一度やって見て欲しいとご依頼がありましたので、定期清掃業務を行わせていただきました。仕上がりと清掃作業の行い方にご満足いただき、正式にご契約となりました。

定期清掃 院内床面洗浄・WAX塗布

300,000円/年

特別背清掃 院内剥離清掃(年に1回)

65,000円/回

合計見積額(税別) 365,000円/年

 

 

②事務所内のPタイル床清掃のお問い合わせ事例

オフィスビルに入居されているお客様からお問い合わせあり、専有部の清掃のご依頼がありました。これまでは共用部を清掃している会社に依頼されていましたが、価格が高い割に質が良くないように思われて他社に切り替えしたいと思われたそうです。切り替えしたいと思われたそうです。お見積もりを作成し、清掃内容をご説明したところ、一度作業して欲しいとの事でした。当日ご担当者様が立ち会われ、作業と仕上がりをご覧になりご納得頂け、正式いご契約となりました。

事務所床清掃 洗浄後ワックス塗布

32,000円/回

事務所床清掃 剥離洗浄後ワックス塗布 70,000円/回

 


5.業者を選ぶポイント

ビル管理会社は沢山ありますが、その中で業者を選ぶポイントがいくつかありますのでご紹介します。

①下請業者に丸投げしていない会社

会社によっては窓口だけ関わり手数料を取り、あとはすべて下請けに任せっぱなしにしてしまうことがあります。下請け会社は安い金額で受注するため、十分なサービスが得られないことがあります。出来れば、自社施工する会社を選ばれる事をお勧めします。そうする事で、責任を持って作業を行ってもらえ、何かあった場合でもすぐに対応してもらう事が出来ます。

②責任者が明確で、専門的な知識と技術がある会社

会社によっては、誰が窓口か分からず問い合わせても応えてもらえないという事があります。また、専門知識がなく、質問や要望に正しくアドバイスが出来ない事もあります。

資材や環境や法律が変わる事で、サービスの提供の仕方も変化していきます。常に新しい知識や技術を取り入れて社員をしっかりと教育し、お客様にご提案出来る会社を選ばれる事をお勧めします。

③お客様に一番ふさわしい提案を自発的に行う会社

時代や状況によりお客様のご要望やお勧めするサービスは変化していきます。言われて提案するのではなく、こちらからお客様にとって一番ふさわしくお勧め出来るご提案が出来る会社を選ばれる事をお勧めします。


6.まとめ

ビル管理会社に発注すると、任せきりになりがちですが、適正に業務が行われているかをしっかりと確認し、コミュニケーションをしっかりと取ることで、価格のみで業者を選び失敗するという事態も防ぐことが出来ます。規模や知名度、価格で選びがちですが、希望する業務をしっかりと行ってくれる会社を見極めて、いつも気持ちの良い環境となるようにしましょう。

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